日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2021年6月23日

代表質問抜粋 新型コロナ感染防止対策 ②入院率について

入院率について

設問1

 入院率とは、すべての療養者に占める入院できている人の割合です。本来は入院する必要があるのに入院できずに自宅や施設で療養する人が増えることから、入院率が低いほど、受け入れることができない患者が増えている、つまり医療がひっ迫している可能性があることになります。川崎市の入院率は16%で療養者の8割以上の感染者が入院できていないという状況です。緊急事態宣言下の自治体で全国最低の北海道の次に低い、異常な値となっています。神奈川モデルのスコアで判定しているといいますが、同じスコアを使っている相模原市は入院率43%です。いったいどうして川崎市は、こんなに入院できない状況なのか、伺います。スコア5点が入院すべき目安ですが、5点とは高齢者で持病を1つでも持っている方は対象になります。高齢者で持病を持っている方はとにかく入院措置をすべきです、伺います。

答弁1

 入院率につきましては、無症状者らも含む療養中の感染者数に対する入院者数の割合を表す指標でございまして、「神奈川モデル」での入院者につきましては、患者個々の年齢や症状、既往症等をスコア化し、入院適用の目安とした上で医師が適宜入院の要否を判断しております。

 そうしたしくみであることから、高齢者などの重症化リスクの高い患者が多い場合は入院者数が増えるなど、算定時点の患者の年齢構成等の違いにより、県内各都市における入院率も異なっているものと考えております。

 このような中、本市の現状といたしましては、入院が必要と医師が判断した方は、全員入院しているところでございます。

設問2

 入院率についてです。「なぜ、川崎市はこんなに入院できない状況なのか」という質問に対して、「神奈川モデルでスコア化して判断する」「高齢者など年齢構成の違いによって各都市で異なる」という答弁でした。しかし、同じスコアで判断しているのに川崎市16%、相模原市は43%です。川崎市は相模原市の3倍の高齢者が感染しているということなのか、または川崎市は入院の目安を厳しくしているのか、伺います。

答弁2

 現在まで入院適用の目安については、県下一律で運用しております。なお、5月27日における新規感染者数のうち、 60代以上の占める割合は、本市の17.2%に対し、相模原市は32.4%であり、算定時点の患者の年齢構成等が入院率に影響しているものと考えております。


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