日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2021年6月23日

新型コロナ感染防止対策 ③自宅療養者について ④PCR検査について

自宅療養者についてです。

設問

 8割の療養者が入院できていない結果、自宅療養者が激増しています。5/24時点で自宅療養者数は770人、1か月で約2倍となり、全県の7割を占めています。自宅療養では、急激に状態が悪化した場合対応できませんし、家庭内感染が増えている現在、感染を抑えるためには自宅療養者をできるだけ少なくすることが必要です。自宅療養をできるだけ減らすためにも、入院させるか、せめて看護師が常駐している宿泊療養施設へ、迅速に保護すべきです、伺います。市内の宿泊療養者数は211人ですが、宿泊療養施設は302床、1か所のみです。宿泊療養施設をさらに確保すべきです、伺います。

答弁

 宿泊療養についての御質問でございますが、

 はじめに、検査が陽陛となり無症状・軽症と診断され、入院不要と医師に判断された方には、宿泊療養を優先して対応しているところでございます。やむを得ない事情により自宅療養を行っている方につきましては、体調の変化にも対応できるよう保健所等が健康状態のフォローアップを実施しているところでございます。

 次に、宿泊療養につきましては、医療提供体制と同様に神奈川モデルに基づき広域的に調整しており、 6月3日時点での宿泊療養施設の県全体の受入可能数1,423室に対して、入所者数は335人となっております。また、川崎市内の宿泊施設に限りますと、受入可能数247室に対して、入所者数は65人であり、直ちに更なる確保が必要な状況ではないと考えておりますが、引き続き県と連携を図りながら動向を注視してまいりたいと存じます。

PCR検査について

設問 

 感染を抑える基本対策は、①ワクチン、②人流の抑制、③検査の拡充の3点です。しかし、ワクチン接種は第4波には間に合わず、人流抑制対策は経済へのダメージが大きく、この対策だけでは高止まりの状況から脱することはできません。感染をさらに抑えるには、検査を拡充して感染者を早く見つけ保護することが不可欠です。しかし、日本の人口当たりの検査数は世界145位で、世界で最も遅れた国の一つです。川崎市の検査数も第3波の1月は最大2000件以上だったのが、現在は平均890件と半分以下に落ち込んでいます。陽性率は10%前後で検査が追い付いておらず、感染経路不明割合は52%で感染者の半分以上で感染者が発見できておらず、検査が全く足りていないことは明らかです。感染者が出ている地域、集団への大規模検査など検査を抜本的に拡充すべきです、伺います。

答弁

 PCR検査についての御質問でございますが、

 本市といたしましては、検査が必要な方がより迅速に、かつスムーズに検査を受けられるようにするとともに、濃厚接触者に加え、感染拡大を防止する必要がある場合には幅広く検査が受けられるよう対応しているところでございます。

 今後につきましても、社会状況等に鑑み、感染拡大防止や重症化予防の観点から、引き続き、必要な方に対して適切に対応してまいりたいと存じます。


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