日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2026年10月1日

決算審査特別委員会⑤ 等々力緑地再編整備、樹木の伐採の透明性

※正式な議事録ではありません。

8款8項1目公園緑地施設費のうち等々力緑地維持管理運営委託料について伺います。

設問1

令和7年度の実績、主に主要施策の成果の中で倒木など施設利用者に危険を及ぼす樹木について伐採の対応を実施したと記載があります。等々力緑地でも対象の樹木があったのであれば、伐採本数も併せて伺います。

答弁

等々力緑地では、令和5年度に指定管理者制度を導入し、公園内の樹木の維持管理を行っているところでございます。日常点検や剪定等を指定管理業務として定期的に実施しております。令和7年度につきましては、樹木点検の結果、倒木の恐れが認められた高木4本の伐採を行ったところでございます。

設問2

樹木の伐採について、『倒木事故への社会的責任を恐れ、安全側に偏った管理が増えている』といった専門家の指摘もあります。国土交通省のガイドラインでも

街路樹点検の実施促進のためのガイドラインhttps://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/gairoju/pdf/r8guideline.pdf

樹木医等の専門家を交えての調査、目視、点検器具、専用機器による調査を行い剪定や支柱保全などの手法では安全性等が確保できないと判断した場合に除伐という手順となっています。伐採した樹木についてどのような調査、点検を行い、最終的に誰が伐採の判断を行ったのか伺います。あわせて伐採ではなく保全を行った樹木の本数を伺います。

答弁

樹木点検につきましては、指定管理業務において維持管理に関する仕様書・計画書を作成しておりまして、国土交通省の「都市公園の樹木の点検・診断に関する指針(案)」に基づき、日常点検のほか、変状や異常を発見した樹木のうち、その範囲や程度が不明な場合に、当該樹木の倒木時の影響を鑑み、健全度をより詳細に把握し、正確に判定するための樹木診断を行う、と定めております。令和7年度につきましては、公園内の全ての樹木について日常点検を実施し、点検の結果、高木84本について樹木の状態を鑑み打診検査を行い、倒木等の危険性が高い4本について、公園利用者の安全確保の観点から指定管理者が伐採と判断したものでございまして、残りの80本を保全したところでございます。

設問3

答弁にあった「都市公園の樹木の点検・診断に関する指針(案)」では、

都市公園の樹木の点検・診断に関する指針(案)https://www.mlit.go.jp/toshi/park/content/001414802.pdf

指定管理者が管理する都市公園であっても、樹木管理に瑕疵があった場合には国家賠償法第2条に基づき地方公共団体が責任を負うとされています。引き続き、市の責任のもとで安全確保を最優先とした適切な維持管理を着実に実施していただきたいと思います。一方で、みどりの基本計画の改定に向けた環境審議会自然共生部会では、「みどりの価値」をいかに市民と共有していくかが重要なテーマとして議論されています。樹木の伐採をめぐっては、「なぜ伐採する必要があったのか分からない」といった市民の声も少なくありません。安全確保と緑の保全の両立に対する市民の理解と信頼を深めるためにも、伐採判断の透明性を高め、点検・診断結果や伐採理由について、市民から求めがあった際には積極的に情報提供・公開を行うよう要望しておきます。

再編整備に関連して、緊急車両等が走行する園路をアスファルト舗装とすることは一定理解します。一方で市民からは暑熱対策や歩行環境の向上の観点からインターロッキングブロック舗装やダスト舗装の採用を求める声が届いています。保水性インターロックブロック舗装は、アスファルト舗装と比べ最大で約17度低下し、ヒートアイランド対策にも有効という研究も確認できました。等々力緑地は多くのペット連れやベビーカー利用者等、幅広い世代が利用することを考慮し、アスファルト以外の舗装を積極的に採用しいていくべきと考えますが、見解を伺います。

答弁

公園内の園路の整備のうち、緊急時や管理用等、車両の通行が想定される園路につきましては、長期的な維持管理を考慮し、耐荷重条件等を満たすことができるアスファルト舗装で計画しております。車両の乗り入れがない園路につきましては、21世紀の森や釣池の北側、東側は、景観や暑熱対策等を考慮し、真砂土舗装で計画しており、利用状況や周辺環境に合わせた舗装形態で園路の整備を予定しているところでございます。

要望

車両の乗り入れがない園路については、景観や暑熱対策に配慮した真砂土舗装を計画しているとの答弁がありましたので、今後もしっかりと注視していきたいと思います。

先週土曜日には等々力緑地再編整備に関する工事説明会が開催され私も参加させていただきました。満席となった会場からは、「誰のための、何のための開発なのか見えない」「高い仮囲いに囲まれた緑地を見るたびに心が痛む」といった切実な声が寄せられました。また、自由提案施設として整備が予定されている温浴施設については、「誰が望んだ施設なのか」とその必要性や導入経緯を疑問視する意見も聞かれました。

さらに、工事期間中における子どもたちの遊び場の確保、樹木や歴史的資産の保全、

高齢者の日常利用にも配慮した歩行ルートの確保や通学路の安全対策、市バスをはじめとする公共交通の充実など、地域の生活環境に関わる様々な要望が示されました。

等々力緑地は市民の思い出や歴史が積み重ねられ、豊かな緑に親しみ、子どもたちが遊び、高齢者の日常を支えてきた、かけがえのない公共空間です。事業の推進に当たっては、市民が長年育んできた価値を守り、次世代へ引き継ぐという視点を最優先に据え、地域住民、利用者の声に真摯に向き合いながら取り組まれるよう強く要望して質問を終わります。


新着情報

総括質疑ダイジェスト➀ インフルエンザ予防接種助成について
NEW ブログ
総括質疑ダイジェスト➀インフルエンザ予防接種助成について
決算審査特別委員会⑥ 平和公園の維持管理について
ブログ
決算審査特別委員会⑥平和公園の維持管理について
決算審査特別委員会⑤ 等々力緑地再編整備、樹木の伐採の透明性
ブログ
決算審査特別委員会⑤等々力緑地再編整備、樹木の伐採の透明性

タグ

過去記事一覧

PAGE TOP