決算審査特別委員会④ 平和公園沿いの路上駐車について
※正式な議事録ではありません。
設問1
8款2項6目自転車対策費のうち、自転車通行環境整備事業の事業内容、及び支出済額について伺います。
答弁1
自転車通行環境整備事業についての御質問でございますが、
自転車・歩行者・自動車が道路を安全・安心・快適に利用できる環境の創出に向け、令和7年度は、川崎市自転車活用推進計画に基づき県道鶴見溝ノロなどへ矢羽根型路面表示や自転車ピクトグラム等による自転車通行空間の整備を進めるとともに、整備前後の交通実態を把握するための調査を実施いたしました。支出済額につきましては、委託料が 1,1 6 6万8,800円、工事請負費が1億9,984万6,900円となっており、その他の経費を含めた事業費の合計が、2億1,560万7,5 13円となっております。
設問2
自転車通行環境整備が進められるなかで特に青い帯状の着色により分離された自転車専用通行帯について伺っていきます。

当該通行帯は道路交通法上の自転車走行に関する取り扱いはどのようになっているのでしょうか伺います。あわせて自転車専用通行帯が設置されている場合の歩道の通行ルールについても伺います。
答弁2
自転車の交通ルールや交通違反の取締りについての御質問でございますが、
道路交通法において、原則、自転車は車道の左側通行であり、自転車専用通行帯が設けられている場合は、自転車は、その専用通行帯を通行しなければならないとされております。また、自転車で歩道を通行する場合は、「普通自転車歩道通行可」の標識等で指定されている場合や車道または交通の状況に照らして、自転車の通行の安全を確保するため、自転車が歩道を通行することがやむを得ないと認められる場合などは、例外的に歩道の通行が認められているものでございます。
設問3
原則、自転車は、専用通行帯を通行しなければならないとされているとのことです。中原平和公園に隣接した綱島街道周辺は自転車専用通行帯が設置されていますが路上駐車が常態化しています。

本来通行帯を走るべき自転車が車を回避するために車道へ大きくはみ出し安全性の懸念が高まるばかりか、大型車等が駐停車し、一車線をほぼ埋めてしまうため渋滞を誘発しています。この課題は1998年、約30年前から市議会でも取り上げられていますが、現在までどのような対策を行ってきたのか、その効果も伺います。
答弁3
綱島街道の自転車通行環境についてのご質問ですが、当該箇所については、幹線道路網の構築など道路交通環境の改善に向けた整備が進められ、平成26年に4車線化の供用が開始され、平成28年に交通管理者と協議の上、自転車通行空間を確保するため、歩道の一部を改良し、自転車専用通行帯の整備を実施しました。
これらの取組の成果としては、道路交通の円滑化や歩行者と自転車の通行空間の分離が図られるなど、安全・安心な自転車の通行の確保につながったものと考えております。また、当該箇所については、自転車専用通行帯への駐車車両により自転車の通行に影響が生じていたことから、令和2年に交通管理者との連名により、迷惑駐車に向けた注意喚起の看板を設置し、それ以降も機会を捉え、中原警察署へ申し入れを行っているところでございます。
設問4
私も市民の方から陳情があるたびに警察に伝えていますが、警察もマンパワーには限界があります。加えて当該区間の歩道は本市のバリアフリー推進構想にもとづく「バリアフリー経路」に指定されており、

高齢、障がい者の安全な通行の確保が求められる歩道です。少なくとも約30年、路上駐車が常態化していることは明白なわけですから、原則、自転車が通行しなければならない自転車専用通行帯を安全に走行できるための更なる環境整備が必要です。新川崎体験の森沿いを通る鹿島田1・2号線は路上駐車対策として、自転車専用通行帯と車線の境目に樹脂製のポールが設置されています。同様の対策を実施するべきと考えます。今後の対応を伺います。
答弁4
綱島街道の自転車専用通行帯の通行環境改善に向けた取組についてのご質問でございますが、当該箇所の路上駐車の対応につきましては、道路交通法により駐車禁止の規制区間となっていることから、交通管理者による駐車違反の取締りが重要であると考えております。また、自転車専用通行帯を走行する自転車への安全対策については、交通量や道路構造、バス路線や沿道利用の状況などに応じた対応が必要であると考えております。このため、まずは、現地における駐車車両の発生状況などを確認し、看板の設置などによる注意喚起の充実など、関係者と連携しながら対応可能な取組を進めるとともに、その効果などについて、警察や関係局区と情報の共有を図りながら、検証してまいりたいと考えております。自転車の安全利用に向けましては、近年の社会環境の変化も踏まえ、警察等とも連携した各種キャンペーン等を通じて、ルール・マナーの周知・啓発活動などの充実を図っているところでございまして、引き続き、自転車、歩行者及び自動車が安全かつ円滑に利用できる道路環境の確保に努めてまいります。
要望
自転車通行環境整備事業には令和7年度だけでも2億円を超える予算が投入されています。その目的は、自転車・歩行者・自動車が安全・安心・快適に利用できる環境を創出することにあります。しかし、綱島街道の当該区間では、自転車専用通行帯が整備されているにもかかわらず、路上駐車が常態化し、本来そこを通行すべき自転車が車道側へ回避を余儀なくされています。その結果、自転車利用者の安全性だけでなく、バリアフリー経路としての歩道の安全確保にも影響を及ぼしかねません。
まずは現地の状況把握や注意喚起の充実に取り組むとの答弁がありましたが、この課題は30年近く指摘され続けている問題でることに加え、近隣に建設予定の西加瀬大型物流倉庫の影響により、入庫待ち等による更なる路上駐車、渋滞の悪化も地域の方達からは懸念されています。注意喚起だけで改善が見られないのであれば、鹿島田1・2号線で実施している樹脂製ポールの設置をはじめ、物理的な路上駐車抑止策についても積極的に検討していただきたいと思います。自転車通行環境を整備して終わりではなく、整備した機能が適切に発揮されているかを検証し、必要な改善を重ねていくことが重要です。誰もが安全に利用できる自転車通行環境の実現に向けて、実効性ある対策を強く要望しておきます。



