一般質問⑤ 公園プールのトイレの洋式化について
公園プールのトイレの洋式化について建設緑政局長に伺います。
設問１
今では市内４カ所となってしまった公園プールですが、猛暑が続く昨今、夏休みを中心に多くの家族連れ、子ども達に利用されています。平間公園プールを利用している子どもたちから「トイレが和式のため利用できない」という声が届きました。大師公園、小倉西公園、平間公園、稲田公園プールの更衣室、プールサイドに設置されているトイレについて、和式、洋式のトイレの数を伺います。併せて過去にトイレについて、何らかの要望が届いていたのか伺います。
答弁１
公園プールのトイレについての御質問でございますが、
プールのトイレにつきましては、主に、更衣室等がある管理棟に設置しているととろでございます。各公園の設置状況につきましては、大師公園は、男性用が、和式3基、洋式1基、女性用が、和式5基、洋式1基でございます。
次に、小倉西公園は、男性用が、洋式1基、女性用が、和式1基、洋式1基、プールサイドの男性用が、和式1基、女性用が、和式2基でございます。
次に平間公園は、男性が、洋式1基、女性用が、洋式2基、男女共用が、和式1基、プールサイドの男女共用が、和式4基でございます。
最後に稲田公園は、男性用が、和式1基、洋式1基、女性用が、和式2基、洋式1基でございます。また、プール内のトイレに関する要望につきましては、平間公園のプールにおいて、令和6年度と7年度に「プールサイドのトイレが和式のため利用しづらい」との要望をいただいているところでございます。
設問２
ディスプレイお願いします。
スタッフ用、小便器を除くトイレの設置数は２９基で、そのうち和式が２０基、洋式が９基となっており、29分の２０で６８％、約7割が和式という状況です。また実際に平間プールの利用者からは昨年、今年度と「和式のため利用しずらい」と洋式化の要望が届いていたとのことです。個別に見ても要望が届いていない大師公園のプール、特に女子更衣室は６基のトイレ中、５基が和式という状況も分かりました。学校もトイレの洋式化が進み、和式トイレを使用する機会がないわけですから、子ども達から困惑の声が届くのは理解できます。横浜市は公園トイレの快適化を進める上で公園のトイレの洋式化とあわせて公園プールの洋式化も進めていくとのことです。子ども達の貴重な施設である公園プールの洋式化に本市も取り組んでいくべきと考えますが、伺います。
答弁２
公園プールのトイレについての御質問でございますが、
既存の和式便器を洋式便器に改修するためには、配管位置などトイレの構造やスペースの制約などの課題もございますが、利用者の御要望等を踏まえ、プール設備の改修にあわせた洋式化などについて、検討してまいります。
要望
課題もありながら検討というご答弁もありましたので、一定評価したいと思いますが、実際に平間公園のプールのトイレを先月見させていただきました。現地で対応してくださった方、またこの質問のやりとりをした方、それぞれの職員さんから共通して感じたのは「季節限定の設備なので…」という後ろ向きな考えです。
異常気象により酷暑が続く昨今、特に夏場の子どもたちの居場所、遊び場が少なすぎるという声が多数届く中で、文字通り子ども達にとっての「夏場のオアシス」となっている川崎市内の公園プールは貴重です。また私も約４０年ぶりに平間プールを見させていただきましたが、子どもの頃、平間プールで一日中遊び、帰りの売店で友人たちとカニパンを食べた思い出が鮮明に蘇りました。そういった幼少の頃の経験、思い出がシビックプライドを育むのではないでしょうか。そういった市民の、子ども達の施設を大切に維持管理し、声を聞いてブラッシュアップしていくことこそが、本当のレガシーに繋がるのではないかと考えます。
季節限定の施設などといった大人の都合を優先するのではなく、利用者、子ども達の声に耳を傾け、放置された状態となっている公園プールのトイレの洋式化を「トイレ革命」の一環として位置づけ、順次取り組んでいただくことを要望して質問を終わります。
