決算審査特別委員会➀かわさきWifiの避難所となる学校での設置改善を。
2款2項7目情報管理費のうち、かわさきWifi保守委託料について伺います。

※正式な議事録ではありません。
設問1
決算額、及び事業内容、かわさきWi‐fiの意義について伺います。
答弁1
「かわさきWi-Fi」保守委託料についての御質問でございますが、
「かわさきWi-Fiにつきましては、災害発生時の情報伝達手段の確保や、市民の利便性の向上、地域の活性化等につなげることを目的に、公衆無線LAN環境を整備しているところでございます。
この委託業務では、各種問合せに対応するためのコールセンターの運営や、民間事業者が設置している無線LANアクセスポイントから「かわさきWi-Fi」を利用できるよう、運用保守等を行っており、令和6年度の決算額は、 8 9 1万9,570円となっております。
設問2
アクセスポイントの設置数の推移、またどのような場所に原則として設置しているのか伺います。
答弁2
「かわさきWi-F i」についての御質問でございますが、アクセスポイントの設置数についてでございますが、令和2年度は675か所、令和3年度は687か所、令和4年度は874か所、令和5年度は900か所、令和6年度は892か所となっております。次に、設置場所につきましては、避難所である市立学校や行政施設等を中心に整備しているところでございます。
設問3
アクセスポイントが減った理由について伺います。また行政施設等を中心に整備していくということは、子ども達や高齢者が利用するこども文化センターや老人憩いの家についても当然、設置を進めていくべきと考えますが、現在の避難所や行政施設への設置状況、進捗を伺います。
答弁3
アクセスポイントについての御質問でございますが、アクセスポイント数につきましては、毎年度、行政施設への設置数は増加しておりますが、令和6年度に、商業施設などの民間事業者が提供している各種アクセスポイントが撤去されたことなどにより、令和5年度と比較して減少したところでございます。次に、行政施設につきましては、現在、こども文化センターや、避難所となる学校など、860箇所にアクセスポイントを設置しており、今年度中に、全てのいこいの家に設置が完了する予定となっております。
設問4
老人いこいの家やこども文化センター等、高齢者や子ども達が利用する施設への整備を進めることは賛同いたします。確実に設置を進めていただければと思います。そもそもこのかわさきWI-FI事業は市長のお墨付きの公約としてスタートした経緯があります。2015年に作成された「かわさきWifiの整備方針について」には、設置場所の最初に掲げているのが避難所となる学校です。しかし、学校でのアクセス範囲についてPTAの方からは「かわさきWIFIの電波が弱くて使用できない」という声も届いています。その理由を伺います。改善していく方針なのか併せて伺います。
答弁4
学校でのアクセス範囲についての御質問でございますが、学校における「かわさきWi-F i」につきましては、災害発生時において、通常の回線が使えないときに備えて、校庭又は体育館で使用できるよう設置しており、現時点では、校内諸室へのアクセスポイントの増設は予定していないところでございます。
要望
通常の回路が使えない状況下が発生しうる大規模災害時に、避難所となる学校において体育館での使用というのは一定理解します。しかし校庭でしか使用できない環境整備というのは不十分ではないでしょうか。事業開始から10年を数えるかわさきWi-Fiですが、学校におけるアクセスポイントの設置場所の見直し等、設置したから終わりではなく、ここまでの事業内容の検証も含め、本来の事業趣旨に則った、災害時も市民が安心して利用できるWifi環境となるよう更なる取組の改善を求めて質問を終わります。