日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

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2025年3月17日

予算審査特別委員会② 多摩沿線道路の道路擁壁について

※正式な議事録ではありません。

8款建設緑政費のうち安全施設整備事業について建設緑政局長に伺います。

設問1

 昨年3月に改定された川崎市道路維持修繕計画に基づき管理されている道路擁壁についてです。前計画に基づき点検が行われた各擁壁について今年度から順次修繕が開始されています。中丸子にお住いの方から、多摩沿線道路の擁壁にひび割れが発生しており修繕要望が届きました。

当該擁壁はいつ頃設置されたものか伺います。ひび割れについては、速やかに対応すべきと考えますが、市の実施プログラムに中丸子地域の擁壁について記載がありません。

川崎市道路維持修繕計画実施プログラム

その理由と対応について伺います。また今後どのような維持管理を行っていくのか伺います。

答弁1(建設緑政局長)

 多摩沿線道路の擁壁についての御質問でございますが、当該擁壁の設置年度につきましては、多摩沿線道路と同時期に施工されたものでございまして、堤防を道路として活用するため、総延長約20キロメートノレの区間について、河川管理者である国から占用許可を受け、昭和30年代に整備に着手し、昭和40年代に完了したものでございます。

次に、「川崎市道路維持管理計画・実施プログラム」ヘの記載につきましては、令和4年度に当該擁壁の点検を実施し、その結果や予防保全の観点等を踏まえ、修繕が望ましいと判断したため、令和5年度に、設計委託において施工内容や規模などの検討を進めておりましたが、同プログラムの改定時期と重なっていたことから、反映できなかったものでございます。

次に、当該擁壁につきましては、令和7年度に修繕を予定しているところでございまして、今後につきましても、同計画に基づき点検を実施し、健全性の評価に応じて修繕するなど、対応を図ってまいります。

設問2

ディスプレイお願いします。

実際に現地で確認すると向こう側が見える箇所もありました。また、

拡大しますと

上端に少し段差がある箇所も確認できます。

コンクリート擁壁のひびは直ちに異常というわけではないようですが、大きなひび割れについては地盤の不同沈下やコンクリートの強度低下、寿命といった要因も考えられるとの有識者の指摘も見受けられます。当該擁壁はその可能性はないのでしょうか? 修繕対応のみで安全は担保されるのか伺います。

答弁2(建設緑政局長)

多摩沿線道路の擁壁についての御質問でございますが、当該擁壁につきましては、令和5年度に実施した設計委託において、コンクリートの圧縮強度試験等を行った結果、損傷の原因は経年劣化によるものと推定され、変状は表面的なものと判断したものでございまして、ひび割れを修繕することなどにより安全性が向上するものと考えております。

要望

表面的な劣化ということで安心いたしました。擁壁付近の多摩沿線道路の凹みもありますが、そちらも修繕していただけるとのことですのでご対応よろしくお願いいたします。

設置から60年が経過する多摩沿線道路の擁壁です。擁壁の下の住宅側の道は子ども達の通学路でもあります。確実な維持管理と併せて進捗の見える化も必要ですので、維持管理プログラムへの明記も併せて要望しまして次の質問に移ります。


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