決算審査特別委員会②小杉駅周辺交通事業費について
※正式な議事録ではありません。
小杉駅周辺交通機能整備事業費について伺います。
設問1
本市が総事業費20億円以上を支出して実施する同事業費ですが、昨年度決算では4357万円が計上されています。改めてその内訳、目的について伺います。
答弁1
小杉駅交通機能強化についての御質問でございますが、
はじめに、事業費の内訳につきましては、武蔵小杉駅周辺の混雑緩和等に向けたJR武蔵小杉駅の新規改札口の設計に約2,922万円、新規改札口への新たなアクセスルートの設計に約1,200万円などでございます。
次に、新夫見改札口及び新たなアクセスルート設置の目的につきましては、これらの整備により、東急線と横須賀線間の乗換えなどにおいて、駅周辺や駅構内の歩行者、利用者の分散化による混雑緩和や、南武線北側からの駅へのアクセス性の向上を図るものでございます。
設問2
ありがとうございます。こちらが、昨年9月11日に示された計画概要図になります。
利用者の分散化ということであれば、雨天時、新通路を加えた3つのルートのうち、雨を避けられるのは南武線小杉駅構内を通るルートだけです。新たなアクセスルートのうち、新設される綱島街道を抜けて新改札口へ繋がる区間についても雨を避けられるような屋根等の設置が必要ではないかと思いますが、屋根の設置はするのか伺います。また新通路、改札口も含めたバリアフリー対応について、伺います。
答弁2
屋根の設置等についての御質問でございますが、
屋根の設置につきましては、新たなアクセスルートにおける上丸子跨線橋下から新規改札口までの区間につきましては、新規に道路を整備し、併せて屋根を設置する計画でございます。
また、バリアフリーの対応につきましては、「川崎市福祉のまちづくり条例」等の基準に基づき、バリアフリーに対応した新規改札口及び新たなアクセスルートを整備する計画でございます。
設問3
次に新改札口について伺います。2019年の台風19号により、この周辺も甚大な浸水被害に見舞われ、特に横須賀線小杉駅の新南改札口はほぼ浸水しています。
横須賀線は翌日の10月13日日曜日午後3時頃から運行を再開しましたが、南武線側から駅へ繋がる通路も冠水していた為、小杉駅には停車せず通過するという形となりました。月曜日からの通勤時間帯、臨時の改札口を設置したものの、断続的に朝7時台は入場規制を行い、駅の外まで長蛇の列ができるほど混乱が生じています。国土地理院が作成している旧河道、いわゆる多摩川が通っていた形跡を示した地図で確認しましたが、横須賀線小杉駅の北側、この新改札口ができる場所は、ちょうど旧河道内となっており、
浸水リスクが懸念されるところです。新改札口について、どのような浸水対策を講じるのか伺います。
答弁3
浸水対策についての御質問でございますが、
新規改札口につきましては、令和元年東日本台風により冠水し、対策が講じられた新南改札口よりも1メートル程度高い位置で計画しているところでございまして、現在進めている実施設計において、防水板等の対策について検討を行っているところでございます。
要望
ありがとうございました。引き続き混雑緩和、浸水対策の検討、誰もが利用しやすい小杉駅への改善に向けて取組んでいただけたらと思います。
1点要望ですが、小杉駅周辺には子育て世代の方々が多く暮らしていらっしゃいます。子どもを乗せられる3人乗り自転車も昨今は電動自転車が増えてきている状況ですから、ラック式ですと駐輪できないケースがあります。朝、子どもを保育園に送り、急ぎ仕事へ向かう利用者の方からは、平置きの駐輪場を増やして欲しいという声も届いていますので、下り線新ホーム開設の際には、その高架下の可能なスペースに、平置きの駐輪場の新規設置をJR東日本さんと協議して頂くことを要望いたします。