子どもたちの「おいしい!」を守るために。給食無償化と質の話
🍽️4月から小学校等の給食費が無償化へ
4月から、川崎市の小学校および特別支援学校小学部で、給食費が無料になります。
多摩川を挟んだ自治体間の格差、多摩川格差が広がる中、学校給食の無償化には毎年1万筆を超える署名(昨年はオンラインを含め3万筆以上)が寄せられるほど、多くの市民から要望が寄せられてきました。
まずは小学校などから無償化が始まることについて歓迎の声がある一方で
「無償化で給食の質は下がらないの?」
という不安な声も寄せられています。
結論からいきます。
「無償化しても給食の質は下がりません」
📉「質が下がるのでは?」という不安の背景
実は、一昨年に川崎でも物価高騰の影響を受け、デザートが献立から消えるなど、子どもたちの楽しみが減ってしまった時期がありました。
このとき、最初に異変を知らせてくれたのは保護者の声です。すぐに市教育委員会に聞き取りしたところ、献立に影響が出ていることを認めました。
その後、文教委員会で給食の状況と、今後のあり方の報告が行われます。

イカのカレー揚げがちくわの蒲焼に、冷凍みかんが無くなる等、献立に影響が及んでいたとの報告と共に、対策として示されたのが、消費者物価指数を根拠に1食あたりの単価を設定する物価連動方式です。



端的に言うと、食材費に応じて、給食費が見直されるスキームとなります。
川崎市の学校給食の今後の方向性について(2024年8月22日文教委員会資料https://www.city.kawasaki.jp/980/cmsfiles/contents/0000164/164975/0822-2(3).pdf
そもそも給食は、保護者負担の有無に関わらず、無償化であっても、そうでなくても年度ごとに1食あたりの単価と予算を決め、その範囲で栄養士が献立を作成します。
しかし、一昨年は想定を超える物価高騰で予算が逼迫し、カロリー確保を優先せざるを得ない状況となりました。栄養士の皆さんのご苦労は大変なモノだったと思います。その後、川崎市は質の低下を食い止める為に補正予算で食材費を補填しました。

🔍質を下げる要因は「無償化」ではなく「物価高」
つまり、給食の質を脅かすのは無償化そのものではなく、急激な物価高騰です。
無償化によって質が下がるという構造にはなっていません。
👫子どもたちの給食を守るのは、市・議会・そして皆さんの声
先日、給食無償化を求める陳情審査に傍聴に来た保護者の方が
「給食の質を守るのは議員の仕事じゃない?」
と話していました。
正直、その通り。
3月の予算議会で示される予算案の「学校給食費」について1食当たりの単価の根拠、その根拠に基づき、次年度(4月から)はどのようなコンセプトで給食を提供していくのか、議員によるチェック、議論は必要不可欠です。
加えて…
「献立からデザートが消えた」
一昨年、給食献立の変化を私に教えてくれたのは保護者の方でした。
川崎市、議会に加え、給食の質を守るために必要なもう一つのピースは、こども達、保護者、地域の皆さんの声です。
- 川崎市の適切な予算措置
- 市議会での議論
- そしてこども、保護者・地域の皆さんの声
この3つが揃ってこそ、子ども達に安心でおいしい給食を届けることができます。
子どもたちに美味しくて安心できる給食を届け続けるために、これからもお子さんから寄せられた実態や不安なことがあれば、ぜひ声を寄せてください。
子どもたちの「今日の給食おいしかった!」を守るために、これからも現場の声を大切に取り組んで参ります。



