日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
NEW2025年12月19日

一般質問③ 平和公園の学校利用について

平和館の学校利用について市民文化局長に伺います。

設問1

平和館への学校訪問について過去3年間の推移を伺います。

答弁1

平和館への団体見学についての御質問でございますが、

学校の団体見学につきましては、令和4年度が12校、5年度が12校、 6年度が10校となっており、このうち、市立学校の団体見学につきましては、令和4年度が5校、5年度が6校、 6年度が3校となっております。

設問2

市立学校の見学は5校、6校、3校と伸び悩んでいる状況です。名古屋市の防災センターを視察した際、防災センターを学校で利用してもらうための興味深い取り組みがありました。学習指導要領に「防災教育」が組み込まれたことを契機に、防災センターで実施しているワークショップや防災教育を学習指導要領と結びつけて「防災教育プログラム」を作成し、学校側に提案したところ、学校利用の増加につながったとのことです。実際に予約状況を確認したところ、10月の平日午前中の3日間は学校団体利用の予約が入っていました。どういったものか少しご紹介しますと、ディスプレイお願いします。

校外学習コンテンツプランと学習指導要領を紐づけし、拡大します。

「ぼうさいトーク」は講演内容によって指導要領の3~6年生の道徳や5年生社会、5・6年生家庭科との関連を示し学べる内容を可視化した形になっていました。防災センターが教育委員会と連携して学校訪問を増やす取組を行っていると感じました。

名古屋市港防災センター「防災教育プログラム」https://www.minato-bousai.jp/wp/wp-content/uploads/2024/10/disaster_prevention_education_program_10.pdf

平和館については残念ながら学校訪問数が横ばいとなっていますが、学習指導要領にも定められている「平和教育」について、学校側に平和館を活用してもらうためにどのような取り組みを行っているのか、今後の展望も併せて伺います。

答弁2

平和館の活用についての御質問でございますが

平和館では、平和学習の場として館を活用していただけるよう、市内の全中学校、高等学校に「平和学習のための川崎市平和館活用ガイド」を配布するとともに、各学校の社会科教員による研究会等の場で、展示内容や魅力について御案内するなど、団体見学を含めた利用促進に努めております。

また、昨年10月から、平和館のホームページに「学校の皆さんへ」という、館の活用方法に関するコンテンツを新たに設け、より多くの教員の方々や児童・生徒・学生の皆さんに向けた情報発信を始めたところでございます。

さらに、来館が難しい学校については、平和館職員による出前講座を実施し、教員の方々からの聞き取りを行いながら、各学校の教育プログラムに合わせたコンテンツを提供するなど、きめ細やかな学習支援を行っているところでございます。

これらの取組は、いずれも平和館を知っていただくためのツールであり、絶好の機会と捉えているところでございまして、今後の来館につながるよう、引き続き、教育現場との緊密な連携を図ってまいります。

要望

平和館のコンテンツを活かした平和学習はもちろん、訪問だけではないことは理解しています。しかし、やっぱり直接足を運んでもらい見学とセットとなった参加型平和教育ワークショップ等、平和館の貴重な資料、展示に触れながら学習してもらってこそ、平和館の持つポテンシャルが発揮できると考えます。答弁にあった「平和学習のための川崎市平和館活用ガイド」や昨年10月から行っている学校向けの情報発信の取組も確認させていただきました。少し感じるのは、例えば教育行政のプロであるカリキュラムセンターと連携しての平和教育コンテンツの作成等、市教育委員会との連携が不十分ではないかという点です。それが今回名古屋市防災センターの取組をご紹介した趣旨であります。

今後も市教育委員会及び教育現場との更なる連携、平和館に多くの学校が訪問してもらえる情報発信の充実、それに伴う訪問数については今後も注視していくことを申し上げて、次の質問に移ります。


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