日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
NEW2025年6月16日

代表質問抜粋 等々力緑地の樹木の維持管理 

※正式な議事録ではありません。

等々力緑地の樹木の維持管理についてです。

 現在、跳ね上がった再編整備の事業費に対し官積算等の精査が行われていますが、緑地内ではフロンターレ公園の柳や正面広場のケヤキ等、長年の月日をかけて育った10m以上の樹木の伐採が続いています。

これは事業者が委託した樹木医の診断に基づき、回復できない倒木の恐れのある樹木に対しては伐採がおこなわれているとのことですが、市と事業者が取り交わした要求水準書には、遵守すべき法制度等に「川崎市緑化指針」が明記されています。

川崎市緑化指針https://www.city.kawasaki.jp/530/page/0000137952.html

緑化指針によると、樹高が10m以上の可能な限り保存すべき樹木をやむを得ず伐採する際は樹高6m以上の大景木の植栽に努めるとあります。当然、低木の苗木を植えるのではなく、大景木の植栽が行われると考えてよいのか伺います。

 現在、緑地内の多くの樹木で太い株を切り詰め、相当量の枝を切り落とす強剪定が行われています。

これは木にストレスをかけ、枯れることもあると有識者からは指摘されています。緑化指針では、剪定は樹木の樹形を活かし、緑のボリュームアップを図るとされていますが、なぜ指針通りに行われていないのか伺います。

 今、ニューヨークやメルボルンといった世界の大都市では樹冠被覆率という数値を用いて明確な目標を掲げ、樹木の維持管理に取り組んでいます。樹冠被覆率とは、一定面積の地面に対して枝や葉が茂っている部分が占める割合をさし、樹冠によって生まれる木陰によって地上への日射を抑制させ気温の上昇をおさえる効果があることから、温暖化対策・ヒートアイランドへの強力な対策として採用されているとのことです。

東京新聞:樹冠被覆率に関する記事https://www.tokyo-np.co.jp/article/364438

全国都市緑化かわさきフェアの「みどりのかわさき宣言」では「身近な地域から地球規模にわたる様々な環境問題、社会問題の解決にむけて、人と自然が共生する幸福な社会の実現をめざします」とあります。

その具現化の為にも、川崎市緑化指針に樹冠被覆率を採用し樹木の維持管理を行うべきではないでしょうか、伺います。

答弁(建設緑政局長)

樹木の維持管理についての御質問でございますが、
本市の公園側也につきましては、川崎市緑化指針維持管理編を遵守し、公園利用者が安心しで1知商な公園利用ができるよう樹木の維持管理を実施しているととろでございます。
等々力側也の樹木につきましては、現在、倒木の恐れがある枯損、木等を撤去しており、今後、再編整備事業において、緑化指針に基づき計画的に植栽を行ってまいります
次に、当緑地の樹木の剪定につきましては、緑化指針に基づき、樹形を活かし、緑のボリ.ユームアップを図る事を基本としておりますが、生長に伴い隣地へ影響を及ぽしている樹木については、その解消等を目的とした剪定を実施しているところでございます。
次に、緑化指針につきましては、「川崎市緑の基本計画」及び「川崎市緑の保全及て緑化の推進に関する条例」に基づき、市民・事業者・行政が住宅地・事業所などの設置に伴う緑の保全・創出・育成にあたり必要な具体的・技術的なガイドラインとなっております。

樹冠被覆率につきましては、樹木がもたらす地球温暖化やヒートアイランド対策につながる緑の効果を図る指標のーつであると考えており、今後、予定している緑化指針の見直しの中で調査・研究してまいります。


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