本会議であります。
6月10日、令和元年第三回川崎市定例会が執り行われ、行政側から様々な議案が提出されました。
いきなりですが、なぜ第3回?
第1回は19年3月25に行われた定例会
http://www.city.kawasaki.jp/980/page/0000104420.html
第2回は私も出席した19年6月6日に行われた臨時会
http://www.city.kawasaki.jp/980/page/0000107578.html
そして今回が第3回の定例会となります。
http://www.city.kawasaki.jp/980/page/0000107628.html
第2回の臨時会は委員会の選任や選挙等がメインでしたので、私にとってはじめての、いよいよ様々な議案が提出される本会議となりました。議案は第1回に提出された議案からの続きで第73号から104号までの32議案、そして諮問が1件、報告が14件。
議案とは…議会の議決を求めるために市長や議員及び委員会が提出する案件のことをいいます。条例の制定、予算の決定、決算の認定等の当該地方公共団体の意思を決定する議案、また、意見書の提出等の議事機関として議会の意思の決定を求める議案をいいます。なお、「議案等」の「等」は、議案のほかに、請願、陳情が含まれています。
諮問とは…有権者または一定機関に、意見を求めること。
議案の内容を少しだけ…
議案77号 川崎市市税条例等の一部を改正する条例の制定について
議題からは全く想像もつかないので、ざっくり申し上げますと、軽自動車の減税対象の見直しについてです。平成31年度税制改正(地方税法)のグリーン化特例(軽課)の対象を電気自動車に限定する見直しに伴う条例の改正についてです。
グリーン化特例(軽課)とは…燃費性能等の優れた軽自動車(新車に限る)を取得した日に属する年度の翌年度分の税率を軽減する特例措置をいう。
新車で軽自動車を購入時に減税対象からガソリン車を除外し、電気自動車と天然ガス自動車に限定するというお話ですが、軽自動車で電気自動車となりますと…私の知る限りでは今のところ、ほんの僅かしかありません。
また、議案の多くを占めるのは契約の変更。黒川地区小中学校新設事業、川崎市立小学校、聾学校冷房化事業、給食センター整備事業者等の契約変更の理由は、全て消費税法一部改正に伴う消費税率の改定です。
軽自動車税は市が課税するといっても変更のきっかけは国の政策。各事業の契約変更も消費税増税が発端。
市政、県政、国政すべて繋がっています。
どんな選挙でも、必ず、目の前のくらしに繋がっているんです。
今後、19日から行なわれる議会までに、提出された各議案を各会派、各議員で調査、研究し、各委員会での協議を経て、賛否を決定していきます。
そして、同じく19日には各会派による代表質問も。我々日本共産党川崎市議団は自民党に次ぐ第二会派となりますので、自民党の次、初日の19日に登場となります。私も先輩議員にご指導ご鞭撻受けながら、過去の先輩達が積み上げた質問を拝見しながら一部原稿を書きましたが、まだまだこれから…長くなりそうですので、代表質問のお話はまた別の機会に。
最後に、川崎市は2013年議会のあり方検討プロジェクトと題して「川崎市議会基本条例」を制定しています。
http://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/40-16-6-0-0-0-0-0-0-0.html
その中の条文で…
第6条 議会は、二元代表制の下、議事機関としての立場及び機能を生かし、市長等との緊張関係を保ちながら、議事機関としての役割を果たしていくものとする。
市長も行政も決して万能ではありません。市民の皆様にとって本当に必要な議案なのか、しっかり見極めることが必要と感じます。
提案されたまま、なんでも賛成ではね。
最後までお読みいただきありがとうございました。