2022年2月26日
来年度、市内保育所等申し込み状況について
毎年、市に情報提供をしている市内保育所(一次利用調整終了時点の)申し込み状況について、回答がありました。
希望する認可保育所等に入所できなかった保留児童数は全市で2189名。前年度(2772名)から583名減った要因は、利用申請数が547名減ったことが主で、受け入れ枠(内定数前年比36名増)が大きく拡大したわけではありません。
区ごとでは多摩区、麻生区で利用申請数が増加し内定率も麻生区72%、多摩区74%と全市平均78%を下回り、ワースト1位、2位となっています。
2月に2次調整が行われ4月1日までに新年度の保留児童数が決定されることになりますが、その間、多くの申請取り下げ、内定辞退があります。例えば2021年は1次調整後の保留児童2772名だったのが、4月以降に公表される市の保留児童は1846名となり、926名、約3分の1の申請者が、取り下げ、辞退を選択しました。内訳は複数の入所申請を行い入所が決まったものの、兄弟で同じ保育所に入れなかった等の理由で内定を辞退し自力で認可外保育所を探した方、市外へ転出される方等です。出産を控え自力で保育所を探すことは容易ではありませんし、中には川崎での子育てを諦めて市外へ転出された方もいたでしょう。
市は昨年、待機児童ゼロと大きく発表しましたが、4月1日以降に公表される保留児童数だけでは決してはかり知ることができない取り下げ、辞退者がいることも指摘しなければなりません。
今後も動向を注視しながら、誰もが希望した認可保育所に入所できる体制整備、及び子育てしやすい川崎の環境整備を求めて参ります。