川崎の水の旅
日本で初めてのラグビーW杯が開幕し、私も高校時代ラグビーを経験した一人として、ルールがある程度分かるレベルですが、世界のスーパープレーを楽しませていただいております。
オーストラリア、ニュージーランド(オールブラックス)、サモア、トンガ、フィジー、W杯出場20チーム中、今大会でも5チームが出場するラグビーが盛んな地域、オセアニア。
私も20代の頃会社の旅行でオーストラリアに行く機会があり、夜のテレビは3チャンネルぐらいラグビー中継を放送していました(英語はだめですがルールが分かるので楽しめましたが)。そんな16の国と地域で構成され、4年に1度のこの時期、日本に負けず盛り上がりを見せているであろうオセアニア地域ですが、米疾病気管理予防センターによると、16の国と地域のうち水道水が飲める国は、オーストラリアとニュージーランドの2カ国のみ。水道水が安心して飲める環境は決して当たり前ではないようです。
一方で水道水が安心して当たり前に飲める日本、そんな日本の、強いては川崎の水道事業を学べる機会が井口議員から「ワクワクアクア行くけど行く?」というお言葉で降ってきましたので絶好の機会と、急遽入江崎水処理センター内にあるワクワクアクアの視察に同行させていただきました。
川崎の水の旅は富士山からはじまります。そして4つのダム、相模湖、津久井湖、丹沢湖に宮ヶ瀬湖…詳しくは川崎市上下水道ホームページをご覧ください。
http://www.city.kawasaki.jp/800/category/225-11-1-0-0-0-0-0-0-0.html
そんな川崎市の水の旅が最新技術で知ることができます。
そしてここは、川崎の水の旅、最終着場所、考え方によっては折り返し地点となる川崎区、幸区、中原区の一部でつかわれた水を処理している入江崎水処理センター。
「私達が使った水をきれいに処理して自然に還す、普段は見えない下水道の世界が広がっています。」(パンフより原文ママ)
東京湾では、下水処理水などに含まれる窒素やリンが要因となり「赤潮」などの被害が依然発生しています。
※赤潮の被害とは?
赤潮⇒植物性プランクトンの大量発生
⇒魚のエラに付着⇒フィルターのようになっているエラに付着、詰まることにより魚が窒息死⇒魚の死骸を分解する際に水中の溶存酸素濃度が低下⇒周辺の魚も酸素不足で窒息死
そこで、従来の方式では難しかった窒素とリンを大幅に削減することができる高度処理を採用し、昨年よりついに始動。
- 敷地面積 194000㎡
- 計画処理人口 322700人
- 計画処理面積 2009ha
- 排除方式 合流式
- 計画処理能力 318600㎥
とスペックはこれぐらいに、そんな最新技術が結集された高度処理施設の最後の砦、鉄壁のディフェンスを誇る主役がこちら
↓↓↓
微生物!
そして、ワクワクアクアを後にし、いざ巨大水処理施設内へ
1931年頃から始まったと云われている川崎の下水事業。
時には多摩川が泡だらけになったことも
そんな様々な課題を乗り越えながら
現在は災害時の対応に備え24時間体制で監視しながら
今日も更なる進化を遂げ、川崎の水環境を守ってくれています(最後は微生物達が)。
最後に施設内より出題されていたクイズです。
Q 下水道が発達していなかったヨーロッパで、道に投げ捨てられた汚物から服を汚さないために発明された靴は何でしょう?
①サンダル ②ハイヒール ③下駄
答えは次のブログで(なんでやねん)
対応してくださった職員の皆様、丁寧なご説明ありがとうございました。
皆様もぜひお時間ありましたら足を運んでいただき、川崎の水の旅を知っていただけたら幸いです。
☆見学のご案内☆
川崎市上下水道局 入江崎水処理センター
受付時間 8:30~16:15
休館日 水・土・日曜・祝祭日
お問い合わせ 044-287-5214
見学方法 事前予約制