(一般質問)川崎緑の基本計画の改定について
※正式な議事録ではありません。
川崎市緑の基本計画の改定について建設緑政局長に伺います。
設問1
5月27日のまちづくり委員会において川崎市緑の基本計画の改定にむけた検討状況についての報告がありました。その資料に基づいて伺って参ります。
緑の基本計画の改正にむけた資料⇒https://www.city.kawasaki.jp/980/cmsfiles/contents/0000186/186015/20260527-2(2).pdf
計画の対象範囲についてです。イメージ図に街路樹が示されていません。

当然含まれるべきと考えますが見解を伺います。含まれないのであればその理由、含まれるのであれば、川崎市街路樹管理計画と緑の基本計画の関係性についても伺います。
答弁1
「川崎市緑の基本計画」の改定についての御質問でございますが、緑の基本計画については、令和9年度末の改定に向けて取り組んでいるととろでございまして、本計画は、都市公園、樹林地、農地などの自然的資源と緑の多様な機能や効果、多様なレクリエーション活動などを対象としており、自然的資源の中に、街路樹も含まれるものでございます。また、「川崎市街路樹管理計画」との関係性につきましては、基本計画に基づく街路樹の適正管理に係る個別計画として定めているものでございます。
設問2
街路樹も対象であり、街路樹管理計画も基本計画に基づき定められていくことが確認できました。次に緑の総量についてです。ディスプレィお願いします。

資料では量の目標30%以上について95年、08年、18年と達成しているような記載になっていますが、新たに「総量の目標に再挑戦」という記載があります。これは何を意味するものなのか、伺います。
答弁2
「川崎市緑の基本計画」の改定についての御質問でございますが、緑の総量の目標につきましては、平成20年度の計画改定時に、樹林地や農地、公園等の施策面積の積上げによる合計面積を設定したところでございますが、令和6年12月に国が、都市緑地法に基づき示した「緑の基本方針」において、緑被率30%以上を目指す、としたことから、本市の目標についても、樹林地や草地等の緑に被われる実面積が市域の30%以上となるよう、改めて設定し、挑戦するものでございます。
設問3
今までは、植林地や農地、公園等の施策面積で積み上げていたとのことです。つまり、緑地、かつ公園の場合、それぞれ施策ごとに積み上げていたため、二重に計上することができ実際の緑の量ではなかったとのことです。他都市ではこの方法を採用せず、早くから緑の実面積を採用して取り組んでいる事例もあるとお聞きしていますので、これまでの目標設定は不誠実であったことは指摘しておきます。しかし、改めて実面積で総量を確保する方針に変更したとのことですので、真摯に取り組むことが求められます。
総量の目標値について、強化すべき視点を踏まえた指標の調査、検討に暑熱対策や大気汚染物質の吸着量、樹木の形状の管理等も反映できる可能性のある「樹冠被覆率」の導入を調査、検討すると記載があります。


樹冠被覆率を用いた理由を伺います。また調査のなかで市内の樹冠被覆率を算出していくべきと考えますが見解を伺います。
答弁3
「川崎市緑の基本計画」の改定についての御質問でございますが、緑の総量の目標において、樹冠被覆率を導入することにつきましては、生物多様陛の保全や気候変動への適応などに寄与することが期待されることから、「環境審議会自然共生部会」における学識怪験者の意見等も踏まえ、目標として設定することについて、検討しているところでございます。樹冠被覆率につきましては、市街地における暑熱対策等の効果が期待できることから、今後調査を含め、検討してまいります。
設問4
導入理由に気候変動対応とありました。以前も代表質問で提案しましたが、今ではニューヨーク、ロンドン、メルボルン等、世界の都市でヒートアイランド対策として樹冠被覆率を導入し木陰を作り出す取組が進められています。カナダのカルガリー大学の分析では、カルガリー市内の気温29度超の地点で木陰を現状より1割増やすと平均0.8度、3割なら1.5度の冷却効果があるとの結果が出た日経新聞は報じています。また答弁にありました「環境審議会自然共生部会」の議事録を見ますと、東京都はまだ方向性の検討段階であるようですので、東京よりもいち早く樹冠被覆率を明確に掲げたことは大変評価できます。東京は7.3%と報じられている樹冠被覆率が本市はどれほどなのか、まずは緑被率と共に調査を行っていただくことを要望いたします。
資料によりますと、樹冠被覆率の導入範囲には市域、拠点駅周辺が記載されています。方向性としては賛同しますが、資料の「設定にあたっての課題」にある通り、植栽基盤も含めた他の都市機能との競合、つまり、樹冠を拡げる大きな樹木を植栽する際には植栽基盤も広くとらなければならず、そのためには十分な歩道幅員が必要となってくるため、現状では、導入範囲がかなり限定してしまうことが想定されます。その上で、土壌が確保でき、基本計画のランドマークとして位置づけられている富士見公園、夢見ヶ崎動物公園、等々力緑地を導入エリアに指定し、現状の樹冠被覆率の測定後、目標値を定めて取り組んでいくべきと考えますが、見解を伺います。
答弁4
「川崎市緑の基本計画」の改定についての御質問でございますが、樹冠被覆率の導入エリアにつきましては、市街地において、樹冠による暑熱対策等の効果が高いと考えておりますことから、駅周辺を対象とするなど、具体的なエリアにつきましては、今後検討してまいります。
要望
資料では8月下旬に自然共生部会において「都市公園の整備、管理方針」について議論されるとのことですので、有識者のご意見も参考にしながら、腰を据えた樹冠被覆率の本格導入の検討、東京よりも優れた逆多摩川格差さながらの、世界に誇れる、本気の緑の基本計画の改定を期待し、次の質問に移ります。



