代表質問 抜粋③ 高圧ケーブルによる停電について
※正式な議事録ではありません。
高圧ケーブルによる学校での停電についてです。
2月13日にはるひ野小学校及び中学校で停電が発生し臨時休業となりました。原因はまたしても高圧ケーブルの絶縁不良です。これで高圧ケーブルによる市の施設での停電は7施設9回目の発生となっています。
高圧ケーブルは大電流が流れているため感電した際は命の危険があります。その事象が子ども達が通う学校で相次いで発生しているのです。学校は複数の高圧ケーブルを使用しています。大師、日吉小学校でも１度の停電では終わらず連続して停電が発生していることを鑑み、施設内の他の高圧ケーブルも当然交換するべきです。伺います。
今回のケーブルメーカーは不具合が発生している2社のうちの1社が製造したものです。また保守点検は昨年12月に実施されていたとのことです。つまり専門技術者が点検を行ったわずか2か月後に絶縁不良が発生していることになります。以前から我が党は訴えていますが、保守点検ではこの停電を止めることはできません。全ての高圧ケーブルを調査し、絶縁不良が発生する型式、製造時期、メーカーが判明したものから順次交換を行うべきです。伺います。
次に市長に伺います。この事案はリコールとなってもおかしくない事案です。12月の議会で市長は「国へ事象を報告する」と答弁がありましたが、どのような報告を行ったのか伺います。また子ども達の安全を守るために国にはメーカーに対し責任ある対応を求めるべきです。伺います。
答弁（市長）
高圧ケーブルについての御質問でビざいますが、
不具合が発生している2社の高圧ケーブルを使用していた施設での停電事故等につきましては、今般のはるひ野小中学校の事例も含め、詳細な状況を経済産業省へ報告しているところでございます。
また、国におきましては、令和3年及び令和5年に、定期的な劣化兆候の把握や更新推奨時期以前での交換に関する注意喚起を行っており、当該2社におきましては、ー定の条件に該当する製品に対し交換費用等の補償を行っているところでございます。
本市といたしましても、この間の停電事故等を踏まえ、全庁に対し、劣化兆候の確実な把握を、再度、周知するとともに、市民生活などへの影響を踏まえ、可能な限り早期に現在使用されている高圧ケーブルの製造業者を確認することや補償対象となる条件等についても新たに周知し、併せて、当該2社に対し、補償等についての確認や協議を、進めているととろでございます。今後につきましても、適宜、国への詳細な報告を行うとともに、その動向等を注視しながら、停電等の未然防止にむけ、適切な維持管理を行ってまいります。
答弁（教育次長）
高圧ケーブルについての御質問でございますが、
はるひ野小中学校につきましては、今回、停電の原因となったケーブルと同時期に敷設されたケーブルがあるため、現在、交換に向けて調整しているところでございます。また、高圧ケーブルは地中に埋設されており、製造業者等を特定するための全数調査を実施するととは、困難な状況でございますが、可能な限り早期の確認に努め、定期点検などにおいて、製造業者が補償対象としているケーブルであると判明した場合には、交換等の対応について検討してまいります。
