わくわくプラザの夏休み期間中の配食サービスについて
文教委員会で報告があった「わくわくプラザ事業充実に向けた取組」の中で、今年から試行実施が行われた配食サービスについて報告がありました。
3事業者26施設で試行実施。配送料を指定管理者である市民活動センターが負担したケースもあり価格は指定管理者によってそれぞれ。
次に、注文の状況。
注文率も地域性だけでなく、事業者によって開きが確認できました。明日葉は軒並み8%台…、配送料を保護者負担としなかった市民活動センターは20%台のところもありますが概ね30~40%台となっています。
続いてアンケート。
わくわくプラザを利用する日の半分以上利用されたお子さんが64.5%。総合的に「大変良かった・良かった」が86.2%と高評価でした。
お弁当事業者のヒアリングでは「配達エリアを拡大することは可能である」との回答もあり、全市展開も期待できそうです。
と、ここまでは委員会での資料の説明です。
事前に、わくわくプラザ名は伏せますが、配食サービス利用率が低い、わくわくプラザの保護者の方にヒアリングをしたところ、お知り合いの保護者にもリサーチをしてくださり、まとまった声が届きました(本当にありがとうございます)ので、委員会でしっかり届けさせていただきました。
保護者からの高評価の声
「お弁当つくりの負担軽減になった」
「猛暑の中、家から持参するときの衛生状態の心配がない」
「好き嫌いなく食べられる子どもは美味しく食べていた」
届いた改善要望に基づき質問&要望
声 「レンジで温め前提のお弁当なので、レンジが使用できない環境では冷たくて美味しくないと感じる子がいた。お米がとくに冷たいと硬かったのでご飯だけ持参させたが、おかずも冷たいと美味しくなく結局注文しなくなった」
Q 配食サービスなので、ある程度冷めてしまうのは仕方ないが、お米が冷たい、硬いというのは改善できないのか?
A 常温で提供しているはずだが、中には一度冷凍して解凍してから提供しているものもある。提供方法等、改善ができないか伝える。
声 「メニューがいずれも大人向けでわさび風味等の味付けがあった。唐揚げやハンバーグやフライ等、子ども向けマニューがあるとありがたい」
Q わさび風味というのはさすがに…メニューについて改善はできないか?
A 事業者に伝える。
声 「内容に対して価格が高いと感じる家庭があった」
Q 実際に利用率を見てみると、配送料を保護者負担としなかった事業者の利用率は高い。他都市では配送料を市が負担してるところもある。わくわくプラザ利用の保護者負担の軽減の為、配送料を市で負担することを検討するべきではないか?
A 本市の考え方としては、「配送料等もお弁当料金に含める形態」を軸に進めるが他都市の実施状況も含め検討していく。
声 「食事の席が持参弁当組と注文弁当組で分かれており、仲良しの子と一緒に食べれなかった」
Q 理由はどういったことがあるのか、聞き取りしているか?
A 間違って注文していないお弁当を渡さないように配慮した事業者もあると聞いているが一緒に食べている事業者もあったことは確認している。
要望 アレルギー対応と事業者が安全面に配慮したことも考えられるが、他の事業者の取組も共有して頂き、楽しい昼食の時間となるように一緒に食べる環境作りをお願いしたい。
声 「夏休み明け、給食開始期間(1週間)にもお弁当が注文できるようにしてほしい」
Q 私も議会で複数回取り上げているが、夏休みが終わり給食の提供が1週間ない学校がある。例えば仕様書に「夏休み期間」だけでなく、給食再開までの間、配食サービスが提供できるように記載をしてほしい。
A 検討していく。
今後は弁当事業者選定等のガイドラインを作成し安定的、持続的な実施方法を検討していくとのこと。
保護者からは概ね高評価でスタートしたわくわくプラザでの配食サービス事業。
子ども達が安全に、できる限りリーズナブルで美味しいお弁当が食べられるように、取り組んで参ります。