日本共産党
川崎市議会議員(中原区)

市古次郎

ブログ
2023年9月27日

決算審査特別委員会④ 学校給食の回数を増やす検討を(教育委員会予算より)

※正式な議事録ではありません。

13款7項2目給食費について伺います。

設問1

(※設問1に関しては他の議員さんも同様の質問があった為、委員会では割愛しました)

昨年度の小中学校の給食実施回数は本市としてどのように定められているのか、伺います。

答弁1

(※答弁1は事前に受け取っていた答弁です。ご参考までに)

学校給食についての御質問でございますが、

学校給食の実施回数につきましては、各学校の教育課程に応じて、学校現場の意向等も踏まえながら、各学校が計画的に実施できるよう、教育委員会事務局において、上限回数を設定しており、小学卞支が187回、中学校は1、2年生が165回、 3年生が155回としているところでございます。

各学校におきましては、この上限回数の範囲内において、行事等のスケジュール等を踏まえ、給食の実施日及び実施回数を設定しているところでございます。

設問2

例えば小学校において夏休み明けは何日から給食が開始されたのか伺います。

答弁2

学校給食についてのご質問でございますが、

小学校における夏季休業明けの給食開始日につきましては、例年9月1日としているところでございます。

設問3

例年9月1日ということですと、今年は8月24日から始まった学校もあるとお聞きしていますので、1週間給食が出なかった学校もあるとのことです。保護者の方からは長期休暇開け、給食のない期間が長い。給食の回数を増やすことはできないのか。という声が届いています。給食の提供回数は各学校の裁量で決められているとのことですが、昨年度中原区の小学校で上限187回まで給食を実施した小学校は何校中、何校あるのか伺います。

答弁3

学校支給食についての御質問でございますが、

令和4年度につきましては、中原区において、実施回数の上限である187回実施した小学校は、 19校中14校となっております。

設問4

全体の73%が上限まで実施。ほかの5校も改築整備等の影響で実施できなかったのが主な理由とお聞きしておりますので、ほぼすべての学校で上限まで実施していることを鑑みますと、提供回数の上限を引き上げることも検討すべきと思います。しかし少し課題と感じているのは、小学校は自校調理方式ですが、食材を市で一括購入しているため、フレキシブルな対応が可能なのかという点です。例えば、学校行事の関係で独自で土曜日に給食を提供することは可能なのでしょうか、実際にそういった事例はあるのか伺います。

答弁4

学校給食についての御質問でございますが、

小学校におきましては、全市統一の献立とは別に、年2回、各学校において独自に献立づくりを行う自校献立を実施しており、一部の学本支では、士曜参観等の行事に合わせて、士曜日に自校献立による給食を実施している事例がございます。

設問5

各校で自校献立、土曜日に提供という事例もあるということですと、もちろん学校栄養士のフォローを受けながら、現在のスキームでも学校の裁量を残しながら給食回数を増やすことは可能であると考えます。文部科学省が実施した「2021年度学校給食実施状況調査」によりますと

学校給食実施状況等調査 (mext.go.jp)

完全給食を実施している自治体の平均給食実施回数は小学校192回、中学校188回となっており、本市の上限小学校187回、中学1、2年165回、3年155回は全国平均より少ない状況となっています。また文科省の調査資料に参考値として記載されている2018年小学校191回、2021年度192回、中学校186回から188回となっており増加傾向となっています。

実際に中原区のある学校では、長期休暇を挟むと子どもが痩せて登校してくるという実態が今でもあるとお聞きしています。子ども達のために、給食提供上限回数を増やすべきではないですか、伺います。

答弁5

※この答弁に関しても他の議員さんから同様の質問があったため割愛。事前に受け取った答弁です。

学校給食についての御質問でございますが、

学校給食の安定的な提供に当たりましては、給食提供期間中には実施できない施設の点検、清掃や害虫駆除、老朽化等に伴う設備・機器の更新等の環境整備を実施する期間を確保する必要があることなどから、現時点では、上限回数を増やすことは難しい状況でございます。今後につきましても、学校現場の意向等を踏まえながら、各学校において計画的に給食を実施できるよう、実施回数の確保に努めてまいります。

答弁を受けて

今年の環境整備実施期間は7月21日~8月31日までだったとのことです。この期間、私が子どもの頃(30年以上前)の夏休み期間と一致しています。前期後期制となり平成18年に学校規則の改正が行われ、各学校の夏休み期間がそれぞれ設定される形に変わるなかで、この期間を一律に設けることが適切でなく、環境整備実施期間の見直しを行うべきです。

引き続き、調査、要望を行い、子ども達へ1日でも多く給食が提供できるよう取り組んで参ります。

こちらは中原区の中学校の昨年度の給食実施回数(ご参考までに)

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