決算審査⑥ 相次ぐ学校での停電の原因について
13款8項1目学校施設管理費について伺います。
※正式な議事録ではありません。
設問
今年7月4日に日吉小学校で停電が発生しました。これは3月の停電に続いて2回目となります。
実は2022年から23年にかけても大師小学校で2度停電が発生していますが、原因は全て「高圧ケーブルの絶縁不良」となっています。以前、後藤議員が議場でも指摘していますが、この高圧ケーブルは経産省からも注意喚起がある地絡事故が確認されているE-Tタイプだったのか伺います。子ども達の学びの場、及び避難所となる学校で立て続けの停電はあってはならないと思います。今後どのような対策を取っていくのかも併せて伺います。
答弁
学校の停電についての御質問でございますが、本年7月の日吉小学本支における停電の原因となった高圧ケーブルは、 E-Tタイプでございます。
対策につきましては、自家用電気工作物保安業務委託において、専門業者による年次点検を実施しており、その結果により高圧ケーブルの劣化の兆候が確認できたものは更新するなど、安全の確保に努めてまいりたいと考えております。
要望
年次点検の結果によりケーブルの劣化が確認された場合は更新という答弁ですが点検を行っている事業者さんに確認したところ、多発する高圧ケーブルの絶縁不良の調査が進み、不具合が発生しやすい製造メーカー、製造期間を明記した注意喚起を発出し、保守点検契約をしている事業者には提出しているとのことです。つまり川崎市もその情報を把握していることになります。また製造メーカーは問い合わせも受け付けているとのことです。今日はここまででとどめておきますが、専門業者、メーカーからの情報収集、情報提供をしっかり把握していただき、どれぐらい市内の学校で該当するケーブルが使用されているのかの調査、交換推奨時期前でも停電リスクのある高圧ケーブルは交換する等、停電を発生させない、繰り返さない対応を要望し、引き続きこの問題については対応の経過を注視して参ります。
質疑は延長戦へ…
総括質疑にて
設問
大師小学校、日吉小学校で相次いだ連続停電について、原因は全て、経産省から「地絡事故が確認」され注意喚起が出ているE-Tタイプの高圧ケーブルの絶縁不良であることが明らかとなりました。子ども達の学びの場であり避難所となる学校で立て続けの停電はあってはならないとして、今後の対応を分科会で質したところ「年次点検で劣化の兆候が確認できたものは更新する」という答弁でした。
しかしその対応では不十分です。多発する高圧ケーブルの絶縁不良の調査が進み、不具合が発生しやすい製造メーカー、及び製造時期が明らかとなっているからです。現在、市内の学校に設置されている高圧ケーブルのメーカー、及び製造時期を全数調査するべきです。伺います。該当ケーブルを確認後、全数交換が必要と考えますが伺います。
調査までの間、仮に同様の停電が発生してしまった場合、今までは抵抗測定で問題がなければ他の系統の高圧ケーブルは交換してきませんでした。しかしそれでは同じことを繰り返します。測定結果が良好でも該当するケーブルを確認した際は、同時に交換を行うべきです、伺います。
またこの事案は高圧ケーブルの品質不良が起因するものです。交換工賃や高圧ケーブルの費用等の補償を製造メーカーへ求めるべきです。伺います。
答弁
高圧ケーブルにっいての御質問でございますが、
メーカー等を特定するためには、地中に埋設されている保護管の中にある高圧ケーブルの刻印を確認、する必要
があり、多大な労力や時間を要することから、全数調査を行うことは困難であると考えております。
ケーブルの交換につきましては、メーカーに関わらず、漏電や絶縁抵抗の低下の発生、劣化の兆候が見られた場
合に対応しているところでございますが、併せて、同一敷地内において同時期に設置した他のケーブルの交換に
つぃても検討してまいります。また、補償等につきましては、メーカーから漏電等が発生した場合の御案内がございましたので、今後の対応について、協議調整してまいります。