開かずの踏切について(ここまでと、これからと)②
3月8日現在の平間踏切は、警察官の方々の取り締まり、フジテレビの取材が3日連続で行なわれておりました。道交法上、警音が鳴った時点で踏切の侵入は禁止となりますので、ピーク時の僅かなインターバルでは、通勤に向かわれる方々が渡り切れず、カオス状態といっても過言ではない状態が続いております。
⑤西武線、ひばりヶ丘駅視察
12月18日 西武線ひばりヶ丘駅へ踏切の視察へ。この駅にした理由は駅から踏切が隣接していること(平間駅と酷似)。近くの飲食店の店員さんにお聞きしたら「そこの踏切、朝は開かないっすよ。」と近隣の方々からは「開かずの踏切」とされていることから、調査対象にノミネート。
☆調査結果
駅停車時のひばりヶ丘踏切遮断時間
⇒1分15秒~1分20秒 (平間駅1分50秒~1分55秒)
⇒平間踏切に比べ約30秒短い
※西武線の各駅は8両~10両編成。南武線の6両編成よりも長編成、条件が悪いのにも関わらず、西武線の方が遮断時間が短い。
この30秒の差、明らかな相違点は平間駅の場合、ホームに電車が到着する前から警報が鳴り始めるのに対し、ひばりヶ丘駅の場合、ホームに電車が入ってきたあたりで警報を鳴らします。
しかし、ひばりヶ丘駅の警報が鳴ってから電車がホームに停車するまでの時間を測定し忘れ、また、練馬超えて調査に行かなければ…と落胆していたところ、ガス橋を渡った東急多摩川線、下丸子駅。要するに近場で平間駅と酷似した踏切発見。
やはり、東急線も西武線同様、電車が駅のホームに入ってきたあたりで警報が鳴り始めます。(助かった…)すぐに測定開始。
下丸子駅、電車が停車する場合の遮断時間1分8秒(ですが多摩川線は3両編成ですので、参考記録)
重要なのは、警報が鳴ってから電車がホームに停車するまでの時間、
結果⇒下丸子踏切21秒に対しまして、平間駅踏切は…
結論
云うまでもありませんが、やはり、平間駅の下り線、踏切遮断時間は他線と比べて明らかに長い。南武線は快速がある為、平間駅を通過する車両があるから?いいえ、西武線も特急はひばりヶ丘駅には停まりません。法令遵守、安全第一で改善は難しいというご回答でしたが、逆を言えば、西武線や東急線は法令を無視した、安全に配慮していない危険な踏切ということなのでしょうか?本当に踏切の改善の余地はないのでしょうか?
冒頭で記述した通り、現在、朝の平間踏切は警察官、マスコミも駆けつけ大騒ぎの状態です。この状態を最短でも15年先と云われている立体交差化まで野放しにしておくのでしょうか?私の前職時「お客様の為であれば、やれない理由を陳列する前に、やれることを探してみる」と教育されておりました。やれることを検討してみて、実行してみて
やるだけやった。あとは立体交差化だぞ、川崎市!
だと最高にかっこいいです。天下のJR東日本様。
これから
3月19日 2回目のJR交渉決定。
JR東日本様、お忙しい中、お時間とって頂きありがとうございます。心より感謝いたします!
他にも、新たな改札口の増設、緊急措置として待ち時間の可視化で歩道橋(迂回すると駅まで約5分)への誘導促進等、様々なご意見、住民の皆様からお聞きしております。せっかくの機会ですのであらゆる可能性も含め、お伝えさせていただきます。
また、なにかご意見あれば、ツイッター等でなんなりとお寄せください。毎朝踏切を通過してお仕事へ向かわれる皆様の通勤環境改善に向け、私なんかでは思いもよらない地元で暮らす方々の多くの知恵をお借りしながら、皆様とご一緒に取り組ませていただければ幸いです。
PS もしも下り線遮断時間30秒短縮できれば…
ピーク時、1時間あたりの遮断時間42分⇒30分へ。開かずの踏切解消の道も…下り線のみですのでご参考までに。
最後までお読みいただきありがとうございました。