開かずの踏切について(ここまでと、これからと)①
その前に、開かずの踏切の定義(国土交通省HPより)
ピーク時の遮断時間が1時間あたり40分以上となる踏切。
そして、H28.4.12付で踏切道改良促進法に基づく法指定箇所に平間駅前踏切は該当。
ここまで(調査、署名活動、JR交渉実施、マスコミ取材等)
①調査
住民の方から、平間駅横(下り側)の踏切が開かなすぎるとのこと。すぐに調査させていただきました。
- 9月20日 7時半~8時半 遮断時間 51分(開いていた時間9分)
- 10月11日 8時~9時 遮断時間約52分(開いていた時間7分40秒)
補足(上下線それぞれの遮断時間)
- 上り線遮断時間 45~50秒
- 下り線遮断時間 1分50~55秒
気になる点として、やはり下り線(ホームに電車が止まる側)が通過する際の遮断時間が長い。
※あくまでも目視での遮断時間ですので、厳密に道交法上の遮断時間(警報が鳴っている時間)で測定すると、さらに短くなると思われます。
②署名活動とJR交渉
11月13日 地域の皆様のご協力もあり、集めた署名473筆を持って、畑野衆議院議員、君嶋県議会議員にもお力添え頂き、JR交渉実施。
要望は以下の4点
- 開かずの踏切の何らかの改善
- 平間踏切内、禿げてしまっている歩行者ゾーンの塗装
- 踏切内で出っ張っている縁石の改善
- 南武線、線路側にある中丸子付近の木の剪定(別途住民の方からの要望)
③JR東日本様の対応
2.歩行者ゾーンの再塗装
4.中丸子付近の木の剪定
JR交渉を掲載した君嶋県議のブログを見てスポーツニッポン様(掲載18年12月10日)から取材、後日、TBS(ビビット)様からも取材を受け(放送18年12月13日)、多くの方々に平間の開かずの踏切を知って頂ける機会となりました。しかし一方で、渡る側のマナー問題との文言も。
④JR東日本様の回答
- 踏切の改善は法令遵守、安全面上難しい。
- しかし、川崎市の道路事業として尻手~武蔵小杉間の連続立体交差化に向けた取り組みがなされていることから、早期の高架化、踏切廃止の実現に向けて川崎市に協力してまいります。
とのこと。法令上、安全上…仰る通り、早期の立体交差化、踏切廃止しかない…しかし、旧JR、国鉄に勤めていた方の話によると、尻手~小杉立体交差化事業は昭和40年ぐらいからあったとの証言も。現時点でも最短で15年先と言われているこの事業。本当に今後15年間も、なにもできないのか。
この回答を受けまして、なにかヒントを求めて、突破口を探しに他の私鉄踏切の調査をさせていただきました。
すこし長くなりましたので、その模様は明日、ここでご報告させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。