予算審査特別委員会② 産業廃棄物(アクリル板について)
※正式な議事録ではありません。
産業廃棄物について環境局長に伺います。
設問1
まだまだ続くコロナ禍でありますが、複数の市内事業者から、今後大量に廃棄処分が予測される感染対策の為に用いたアクリル板についてご質問、ご要望が届いています。原則でいえばアクリル板は事業活動からの排出となりますので、事業者の責任で廃棄処分していくことになります。しかし、そもそも例えば外食産業に設置してあるパーテーション、アクリル板等は、国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針に基づいて、日本フードサービス協会等が「外食業の事業継続のためのガイドライン」を作成し、従業員、お客様を感染から守る為に設置してきた背景があります。
※一般社団法人日本フードサービス協会 衛生対策 (jfnet.or.jp)
実際にお話をお聞きしますと、補助金や県から安く購入できたものもあるが全体の費用として半分は自己負担で設置しているとのことです。
長引くコロナ禍に追い打ちをかける物価高が直撃しています。感染対策の為に自己負担して設置してきたアクリル板については、産業廃棄物だからと一括りにせず、何らかの支援方針を今から検討しておくべきではないでしょうか、伺います。
答弁
アクリル板の処分についての御質問でございますが、事業者が排出するアクリル板につきましては、法に基づき、排出事業者責任のもと、産業廃棄物として適正に処理することが求められておりますが、一方で、素材であるアクリル樹脂は、優れた透明性や耐久性を持つ有用な素材として、家電や建材等、幅広く利用されており、また、ケミカルリサイクル等、高度な再資源化処理も行われていることから、荷姿、量などの条件次第では有償で取引がされていると灰聞しております。
今後につきましては、不要となったアクリル板の受け入れ先の動向を把握し、県内の業界団体と連携・協力しながら対応の方向性について情報交換してまいります。
要望
わかりました。実際に事業者さんが生活環境事業所に問い合わせしたところ
「産廃になるのでご自身の責任で処分してください」
とだけ伝えられたそうです。地域の環境事業所は一般ごみが担当ですが、地域の窓口としての役割もあると思います。今後各団体との情報交換で得た情報は、ぜひ市内事業者、及び生活環境事業所へも共有して頂き、市内事業者への的確な情報提供、寄り添った対応を要望いたしまして、次の質問へ移ります。
補足
質問はここまででしたが、その後、事業変更等で自己負担で処分してしまったという声もお聞きしました。
事業用のアクリル板の処分を検討される方はぜひ、下記の本市環境局生活環境部廃棄物指導課へご相談いただけたらと思います。
川崎市 環境局生活環境部廃棄物指導課
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話:044-200-2596
ファクス:044-200-3923
メールアドレス:30haiki@city.kawasaki.jp